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現在の警告疾患

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎には、2種類の原因が有ります。

1つは、アレルギーを引き起こす原因(抗原)により、生体が引き起こす症状が鼻の粘膜からの過剰反応、すなわち、鼻水やクシャミとなって表れます。
この原因となる抗原がスギ、ヒノキ、ブタクサなどの場合、花粉症と総称されます。
その他には、ハウスダスト、ヤケヒョウダニ、冷暖房器からのカビなどが代表的なものです。

他には血管運動性鼻炎と言い、血管反応過敏症から引き起こされるものです。
代表的なものは、寒い所から暖かい所に出たり、反対に暖かい所から寒い所に入った時や、寒い冬の朝などに鼻水やクシャミが出ることが有ると思います。
また、辛いものを食べた後や熱い物を食べた後などに鼻水が多く出るのも、これらの原因によるものです。これらの人は、春や秋は花粉症になり、冬は寒冷により鼻水、クシャミで悩まされます。つまり通年型アレルギー性鼻炎です。
付け加えますと、アレルギー性鼻炎は身体に引き起こされたアレルギー反応がたまたま鼻粘膜に起こったということであり、内科的疾患の一部であります。

原因が何で引き起こされているのかの究明が大切になります。アレルギー性鼻炎の患者様はぜひ一度治療と同時に原因を解明するために、受診してはいかがでしょうか。

アレルギー性鼻炎の症状にも鼻水、クシャミの他、鼻閉が付きものです。
この場合、鼻水を止める作用と鼻閉を改善する薬剤の併用が必要です。
アレルギー性結膜炎もアレルギー性鼻炎も経口薬治療が基本的ですが、アレルギー性結膜炎には点眼薬、アレルギー性鼻炎には点鼻薬の液状点鼻液とパウダー状吸鼻薬があります。
経口薬にも眠くなり、喉が渇いてしまう薬から、眠くならず、喉も渇かないタイプまであり、飲み方も一日1回のタイプから、一日2回のタイプもあります。
ここで気を付けてほしいのはステロイドホルモン(副賢皮質ホルモン)の使用です。
1回注射すれば30日間鎮まるとかいうものは、ヒスタグロビン注射を除くとほとんどこの注射だと考えてよいでしょう。

ステロイドホルモンは、糖尿病や高血圧、肥満、骨粗鬆症を引き起こしたり、結核病に罹患しやすくしたり再発を引き起こしたりの原因になるため、医学会ではアレルギー性鼻炎には使用せずに、命に緊急性が生じた時などにしか使用してはいけません。

以上述べて来たように、一般的に花粉症の治療といっても慎重に、自分にあう治療を相談する必要があります。